《2024年新春》奈良は龍が棲む都
ナララボ編集部
新年のごあいさつを申しあげます。
今年、2024年はより平穏で、平和な年でありますように。
このウェブサイトは、奈良の地域活性化コミュニティ・ウェブメディア『ナララボ』です。『ナララボ』は「奈良ラボ」と「ナラティブ・ラボ」の2つの意味を持ちます。すなわち「ナラ(奈良)」で「ナラティブ(narrative=あなただけの物語)」を発見するための「ラボ(研究所)」です。
さて、当記事のメインビジュアルは奈良県宇陀市にある室生寺の五重塔です。鬱蒼とした森に囲まれており、高さは16mと、屋外に建つ五重塔では国内最小です。しかしその姿は美しく威厳を保ち、それもそのはず、奈良時代末期に建立されてから1200年の時を刻み、悠久の歴史を伝えているのです。もちろん国宝です。
紅葉の時期には、五重塔に美しい龍の姿がライトアップされます。これは奈良の平城京が710年(なんと大きな平城京!)に遷都されてから1300年後の2010年、奈良県が、奈良を守る「大和四神の地」として
・東:青龍-室生寺
・西:白虎-朝護孫子寺
・南:朱雀-金峯山寺
・北:玄武-西大寺
の4つの寺院を定めたことがきっかけです。
奈良は、盆地を広大な山々が囲む地勢であり、川や滝、池や沼も多く、水や雨を司る龍にゆかりがある社寺も数多くあります。室生寺と同じ宇陀市には、神秘的なパワースポットでもある室生龍穴神社や龍鎮神社。明日香村の名刹、岡寺の正式名称は龍蓋寺(りゅうがいじ)です。奈良市内の海龍王寺には、お堂の中に置かれた高さ約4mの五重小塔があり、作られたのは室生寺五重塔よりさらに前の奈良時代です。どこに行っても素晴らしい史跡や景観と出会えます。
2024年辰年、龍の棲む都、奈良を訪れて、心静かなひとときを過ごしてみませんか。
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(2019年11月撮影)